治療期間

 治療期間

何回ほどの治療で良くなるか? 難しい質問ですが、当院の治療は2~3回の治療で50~70(%)の改善を目標にしています。通常、2~3回の治療で上記の目標を達成出来ない疾患は、その後の施術でも効果を上げることは難しい場合が多いので、まず施術回数は3回(完治すればそれ以下)を目安に決めております。

一般的に、筋肉・神経の運動系の疾患(腰痛、座骨神経痛、肩こり、五十肩など)、また感覚並びに自律神経の疾患(群発性頭痛、一部の難聴、顔面・三叉神経麻痺など)は、比較的に早期に改善が図られております。

しかし、内分泌疾患(一部の高血圧、糖尿病、皮膚疾患など)、婦人科系疾患(生理不順、冷え性、不妊など)の、内臓系の体質改善が必要となる疾患は、早期の改善は難しく地道な(定期的な)治療が必要となる場合が多いです。

以下に当院の治療目安(実績)を述べます。様々なケースがありますので、あくまで目安として参考にしていただければと思います。

          腰  痛
 初回の治療:痛みの3割減を目標とします。2~3回の治療:痛みの5~7割減を目標とします。その後、生活に大きな支障がないほどに改善した患者さんには、各人に腰痛体操を指導しますのでリハビリを行ってもらい様子を見てもらいます。 痛みが和らぎ腰・背中の可動域が改善されることにより患部の血液循環が改善され相乗効果で、自然治癒することが期待されます。痛みの改善が少ない場合には更に週に一度の施術を行い7回以内の完了を目標にしています。
         ぎっくり腰
 初回の治療:痛みの5割減を目標とします。2~3回の治療:痛みの5~7割減を目標とします。その後、生活に大きな支障がないほどに改善した患者さんには、各人に腰痛体操を指導しますのでリハビリを行ってもらい様子を見てもらいます。痛みの改善が少ない場合には更に週に一度の施術を行い5回以内の完了を目標にしています。尚、筋膜に依存した痛みは初回の施術で解消する場合も多く有ります。歩けず来院した患者さんが帰りには歩いて帰る事も多々あります。
         坐骨神経痛
 椎間板ヘルニアなど骨格の不正そのものに原因疾患があるものは治療に長期の時間を有するものが有りますが、神経並びにそれを圧迫する筋肉に依存するものは比較的短時間で痛みがなくなる場合が多いです。 この場合の治療では、初回の治療:痛みの3割減を目標とします。2~3回の治療:痛みの5~7割減を目標とします。その後、長時間の歩きが楽になるなど生活に大きな支障がない場合は各人に腰痛体操を指導しますのでリハビリを行ってもらい様子を見てもらいます。痛みの改善が少ない場合には更に週に一度の施術を行い7回以内の完了を目標にしています。
          頭痛(筋緊張型頭痛)
 初回の治療:痛みの5割減を目標とします。2~3回の治療:痛みの7~9割減を目標とします。はり・灸施術と併用して、緊張を和らげ副交感神経を優位にする呼吸法、ストレッチを指導しますのでリハビリを行ってもらい様子を見てもらいます。大幅に症状は改善すると考えています。しかし、生活環境からの外部ストレスの持続で交感神経が優位となりまた再発する場合が有りますが、施術と好ましい呼吸法、ストレッチで改善で、数回の繰り返しでほぼ完治すると考えています。
          頭痛(片頭痛)
 初回の治療:痛みの5割減を目標とします。 2~3回の治療:痛みの5~7割減を目標とします。片頭痛の原因により緊張性頭痛より治療改善に時間がかかることが多く、その後一週間に1度のペースで5回ほど通って頂きます。基本的に緊張を和らげ副交感神経を優位にする呼吸法、ストレッチのリハビリで改善することが多いので、はり・灸施術とリハビリを併用し様子を見てもらいます。ほぼ完治すると考えています。しかし、筋緊張性型頭痛と同様に、外部ストレスの持続で交感神経が優位となりまた再発する場合が有りますが、好ましい呼吸法、ストレッチで改善が図られています。
          難  聴
  聴覚神経を圧迫(乃至聴覚神経の何かしらの異常)で難聴を起こすことが有ります。この場合は突発性難聴に限らず10年来の難聴でも鍼灸施術が効力を発揮する場合があり、患者様からは喜ばれております。 この場合の治療では、初回の治療:難聴の3割減を目標とします。2~3回の治療:難聴の5~7割減を目標とします。
生活に不便ではない十分な改善が有られることが多いですが、その後、再発防止の為に、一週間に一度のペースで治療し、10回以内で完治する場合が多いです。逆に数回の治療で改善の兆候が見られない疾患の場合には、その後の改善は難しく数回の治療で患者様に治療継続の判断をお願いしております。
          耳鳴り
 耳鳴りの場合も同様の疾患原因であれば、難聴と同様に改善が図れます。しかし、耳鳴りの完治の方が難聴の完治より難しい場合が多いです。
原因は分かりませんが難聴は7割良く成れば生活が大幅に改善されほぼ満足頂けますが、耳鳴りの場合は9割以上の改善が無いと満足頂けない患者様の満足度の差かもしれません。
          顔面神経麻痺
 顔面神経を圧迫(乃至顔面神経の何かしらの異常)で顔面神経麻痺を起こすことが有ります。
顔面神経が支配する首、顔の筋肉に鍼灸の低周波振動を与え、神経の圧迫を改善します。
初回の治療:神経麻痺の3割減を目標とします。2~3回の治療:神経麻痺の5~7割減を目標とします。
十分な効果が有られることが多いですが、その後、再発防止の為に、一週間に一度のペースで治療し、ほぼ7回ほどでほぼ完了する場合が多いです。この場合も数回の治療で改善の兆候が見られない疾患の場合には、その後の改善は難しく患者様に治療継続の判断をお願いしております。
          顔面神経痛
 基本的に顔面神経麻痺と同様の施術を行い、改善が図れます。
初回の治療:神経痛の3割減を目標とします。2~3回の治療:神経痛の5~7割減を目標とします。
しかし、顔面神経痛の完治の方が麻痺の完治より長くかかる場合が多いです。原因は分かりませんが耳鳴りと同様に顔面神経麻痺は7割ほど良く成れば生活が大幅に改善されほぼ満足頂け、また麻痺筋肉の稼働改善とその後のリハビリの相乗効果で完治に至りますが、顔面神経痛の場合は8割以上の改善が無いと満足頂けない患者様の満足度の差かもしれません。
          五十・四十肩
 肩関節の拘縮を伴う疾患で軟骨損傷・形成による骨の疾患での拘縮と、1)関節を動かす筋肉の炎症並びに2)関節内の炎症の痛みで起こる拘縮、に大別されます。 前者の骨の不整に依存した疾患は鍼灸治療対象外です。後者のうち1)関節を動かす筋肉の炎症による五十肩は、施術がトリガーとなり痛み改善し、関節可動域を改善するためリハビリの効果を上げます。
初回の治療:痛みの3割減を目標とします。2~3回の治療:神経痛の5~7割減を目標とします。
その後、この施術がトリガーとなり関節可動域が広がることにより、自然治癒で完治することも多いですが、その後一週間に一度のペースで治療しほぼ5回以内での完了を目標にしています。
後者のうち2)関節内の炎症による五十肩は、治療はこれより長引くことが多いですが、施術がトリガーとなり、同様に関節可動域が広がることで炎症部の治癒が進み、治療をせずに自然治癒で完治することも多いですが、その後一週間に一度のペースで治療することで、ほぼ10回ほどの施術での完了を目標にしています。
          膝  痛
 膝関節の稼働時に痛みを伴う疾患で軟骨損傷・形成による骨の疾患での痛みと、関節を動かす筋肉の炎症並びに関節内の炎症で起こる痛みに大別されます。前者の骨の歪みによる疾患は五十肩と同様に鍼灸治療対象外です。
後者のうち1)関節を動かす筋肉の炎症による膝痛は、少ない回数の施術で痛みは取れることがありますが、通常の生活で膝には常に歪がかかるため再発を繰り返し、完治には自然治癒が必要で長い時間を要することが多いです。
また、2)関節内の炎症による膝痛も同様に痛みは改善されますが、再発を繰り返すことが多く鍼灸施術がトリガーとした自然治癒にたよるところが大きく、完治には長い時間を要することが多いです。
1~3回の治療で、痛みは若干低減し可動範囲は改善されますが、再発を繰り返すことが多く、完治は難しく、その後一週間に一度のペースで治療し、10回で完治すれば早い方です。
           内臓系疾患
 ストレス過多の生活で交感神経が優位となり、胃、大腸など過剰反応を起こし潰瘍や下痢を起こします。逆に副交感神経が優位に成り過ぎると便秘症状を起こします。いずれにしろ内臓の機能は自律神経により支配されているため、改善には自律神経の正常化が必要です。鍼灸施術で自律神経の異常を改善する事が出来ますが、内臓疾患は生活習慣に大きく左右されますので、生活習慣の改善も必要です。 運動系や神経系疾患は、比較的早期の治癒が期待できますが、この内臓系疾患は、症状の一時的な改善は図れますが、完全な治癒には地道な治療が必要です。早くて三ヶ月ほど、一般的には一年ほど完全治癒には必要です。